他社から楽天モバイルにMNP乗り換え、もしくは楽天モバイルから他社にMNP乗り換えをする場合、契約者の名義は同じでなければなりません。
楽天モバイルから他社に乗り換えようと思ったところ、結婚して名義が変わっていたため乗り換えができないことが判明しました。
そのため名義変更の手続きをしたのですが、その手続きがとにかく「めんどくさい!!」
私の他にも「楽天モバイルの名義変更手続きがめんどくさい」「手間がかかる」「手続きの方法が分からない」と思っている方が多くいるようなので、手続きの変更手続きについてまとめてみました。
楽天モバイルの名義変更の仕方がよく分からない!めんどくさい!と感じた人はぜひ参考にしてみてください。
名義変更はめんどくさいけど、MNP乗り換えには必須
今回、なぜ楽天モバイルでの名義変更をしたかというと、スマホ回線の乗り換えを検討しているためです。
スマホ回線の乗り換えでは、携帯電話番号を引き継ぐための「MNP転出」という制度が用意されています。
MNP転出の方法は、現在契約しているスマホ会社で「MNP予約番号」を取得し、乗り換え先で「MNP予約番号」を入力を行うことです。
たったこれだけで、電話番号をそのまま引き継ぐことができる便利な制度なのですが、乗り換え前と乗り換え先での名義は同一でなければなりません。
ラインモへの乗り換えをしようと思ったところ、楽天モバイルでの名義が結婚前の旧姓のままだったため、名義変更を決意しました。
楽天モバイルの名義変更手続きはめんどくさい
楽天モバイルで名義変更手続きを行ったのですが、その手続き方法が非常にめんどくさいものでした。
ここはただの愚痴なので、変更手続きの方法について知りたい方は「楽天モバイルの名義変更の方法」に飛んでください。
- 郵送のみの受付
- 自分で書類をプリントアウト、封筒を準備しなければならない
- 本人確認書類を準備しなければならない
- 変更完了まで1ヵ月かかる
楽天モバイルでの名義変更手続きは、郵送のみの取り扱いです。WEB上での手続きはもちろん、電話や店舗での変更手続きも行っていません。
名義変更の手続きのための書類は全てHPから自分でダウンロードしてプリントアウト、封筒も自分で用意します。
こういう手続きって、WEBや電話で申し込みをすれば会社から書類が郵送されてきて、それを記入して返送するパターンが多いと思いますが、楽天モバイルでは全て自分で準備しなければなりません…
最近だと本人確認書類もアプリ等で読み込んでできることが多いと思いますが、それもできません。
さらに私の場合「改姓」の手続きだったので、本人確認書類が「変更前と変更後の氏名が確認できる書類」が必要で、役所までわざわざ戸籍抄本をもらいに行きました…
また、名義変更の完了までには「1ヵ月程度」と、かなり時間がかかります。
楽天モバイルの名義変更の方法
では、楽天モバイルの名義変更の方法を解説します。
楽天モバイルの名義変更は以下の3つのパターンに分けられます。
①改姓・改名(結婚などで姓が変わった場合)
②譲渡(契約者を家族や第三者へ変更)
③承継(契約者が亡くなった場合に相続人に変更)
②のうちのよくある状況として、以下のようなことが考えられます。
子どものスマホを親名義で契約していたが、就職したので本人名義にしたい
夫の名義で妻のスマホも契約していたが、それぞれの名義に分けたい
「名義変更をしよう」と思っている方のほとんどが①、②だと思いますので、今回は①、②の変更手続きについて解説していきます。③の方については、楽天モバイルの公式サイトをご確認ください。
現在は、名義変更の手続き完了までに1ヵ月ほどかかるようですので、早めの手続きをおすすめします。
①改姓・改名の方法はこちらをチェック
②譲渡の方法はこちらをチェック
名義変更(改正・改名)の場合
ここでは、結婚などをして姓が変わった場合の変更手続きを解説します。契約者を変更する場合の手続きはこちらでご確認ください。
必要書類を揃える(3点)
まずは、楽天モバイルに提出する必要書類を揃えます。改姓・改名の場合は3点必要です。
<1点目>「楽天モバイル 名義変更(改姓)届」
楽天モバイル公式サイトからダウンロード、プリントアウトして記入します。
<2点目>「変更前と変更後の氏名が確認できる公的書類」のコピー
つまり、旧姓と現在の姓が両方記載されている本人確認書類のことです。以下のいずれかを用意します。
・運転免許証
・個人番号カード(マイナンバーカード)
※マイナンバー通知カードは不可※表面(顔写真が確認できる面)のみ送付
・住民票
※発行から3か月以内のもの
※マイナンバーの記載がないもの
・戸籍謄(抄)本
※発行から3か月以内のもの
・健康保険証
※表面と裏面両方必要
私の場合、改姓してしばらく経っていたこともあり運転免許証や健康保険証に旧姓の記載がなかったので、役所で「戸籍謄本」を発行してもらいました。
市役所で手続きをすれば、住民票、マイナンバーカードに旧姓を併記できるようです。結婚したばかりで名義変更の手続きが多い方は、記載しておいてもらうと便利かもしれません。
<3点目>「新姓の本人確認書類」のコピー
2点目の公的書類は旧姓を確認する書類、3点目は新姓を確認する書類のためどちらも必要です。ただし、運転免許証・マイナンバーカードの場合は2点目と3点目を兼ねるため1枚で大丈夫です。
本人確認書類として認められるのは以下のいずれかです。
・運転免許証
・運転経歴証明書
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・精神障がい者保健福祉手帳
・療育手帳
・身体障がい者手帳※
・健康保険証※
・日本国パスポート※
・住民基本台帳カード※
※1点だけでは認められないため、補助書類として公共料金領収書・住民票・届出避難場所証明書を添えて提出します
<外国籍の人>
・在留カード
・特別永住者証明書
提出書類を楽天モバイルに郵送する
書類が揃ったら、封筒に入れて楽天モバイルに郵送します。提出先は以下の住所です。
〒158-0094
東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス 楽天コミュニケーションズ(株)内
「楽天モバイル 氏名/名義変更受付係」宛
先ほどダウンロードした「楽天モバイル 名義変更(改姓)届」の3枚目にも住所が記載されています。これをプリントアウトとして、切り取って封筒に貼り付ければOKです。
名義変更が完了したらメールが届く
名義変更が完了したら、登録しているメールアドレスに「[楽天モバイル]ご契約者様情報の変更完了のお知らせ」のメールが送られてきます。これが届いたら改姓の手続きが完了です。
名義変更(譲渡)の場合
名義変更(譲渡)は、契約者を家族や第三者に変更する手続きです。手続きの方法を解説します。
必要書類を揃える(3点)
<1点目>「契約者情報登録・変更申請書」
楽天モバイル公式サイトからダウンロード、プリントアウトして記入します。
<2点目>「委任状」
先ほどダウンロードした「契約者情報登録・変更申請書」の2枚目です。旧契約者の方が記入します。
<3点目>「本人確認書類」のコピー
旧契約者、新契約者2人分の本人確認書類が必要です。本人確認書類として認められるのは以下のいずれかです。
・運転免許証
・運転経歴証明書
・マイナンバーカード(個人番号カード)
・精神障がい者保健福祉手帳
・療育手帳
・身体障がい者手帳※
・健康保険証※
・日本国パスポート※
・住民基本台帳カード※
※1点だけでは認められないため、補助書類として公共料金領収書・住民票・届出避難場所証明書を添えて提出します
<外国籍の人>
・在留カード
・特別永住者証明書
提出書類を楽天モバイルに郵送する
書類が揃ったら、封筒に入れて楽天モバイルに郵送します。提出先は以下の住所です。
〒158-0094
東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス 楽天コミュニケーションズ(株)内
「楽天モバイル 氏名/名義変更受付係」宛
先ほどダウンロードした「契約者情報登録・変更申請書」の3枚目にも住所が記載されています。これをプリントアウトとして、切り取って封筒に貼り付ければOKです。
審査完了後の手続き
楽天モバイルで審査が行われ通過したら、以下の手順で手続きを行います。
<新契約者の方>「本人確認手続きのお知らせ」が届く
審査を通過したら、新契約者の本人確認書類に記載の住所宛に「本人確認手続きのお知らせ」が郵送されてきます。
<旧契約者の方>「【重要】【楽天モバイル】ご契約者変更について」メールが届く
メールに記載の手順に沿って、名義変更の手続きを行います。
手続き完了
名義変更が完了したら、旧契約者のメールアドレスに名義変更完了のお知らせメールが届きます。新契約者の楽天IDでmy 楽天モバイルへログインすると、契約者情報が確認できるようになっています。
手数料について
楽天モバイルの名義変更の手数料は以下の通りです。
家族間譲渡 | 3,000円(税込3,300円) |
第三者譲渡 | 3,000円(税込3,300円) |
承継 | 3,000円(税込3,300円) |
改姓 | 0円 |
譲渡・承継の場合の手数料は、新契約者の初回請求時に合わせて請求されます。
楽天モバイルでのめんどくさい名義変更を回避する方法
楽天モバイルでの名義変更手続きは、郵送のみの取り扱いである上に、書類を用意する必要があるなどめんどくさいと感じる方が多いと思います。
楽天モバイルでのめんどくさい名義変更手続きを回避する方法について解説します。
私のように改姓の場合は、現在契約しているスマホ回線で名義変更を行うしかないので、諦めて手続きを行いましょう。
docomo、au、ソフトバンクなら楽天モバイル乗り換え前に名義変更をする
現在大手キャリアを利用していて楽天モバイルへの乗り換えを検討している場合、乗り換え前に名義変更を行うのがおすすめです。
大手キャリア(docomo、au、ソフトバンク)は店舗での名義変更手続きができるため、1日で名義変更を終わらせることができます。
スマホ回線の乗り換えをする際に必要なNMP予約番号についても、名義変更の手続きと同時に店舗で取得できます。
契約者変更の場合は、現在の契約者と新しい契約者の2人で来店する必要があるため注意しましょう。
手続きが簡単な格安Simに乗り換えてから名義変更をする
現在楽天モバイルの回線を契約していて、名義変更(譲渡)の手続きをしたい場合、手続きが簡単な格安SIMに乗り換えて名義変更をするという手もあります。
名義変更(譲渡)ができないスマホ回線もあります。例えば、ahamo、povo、UQモバイルは名義変更ができません。
名義変更ができる格安SIMについて、下記の記事でまとめました。
名義変更をするのにおすすめの格安SIMはJ:COM MOBILEです。
乗り換え手数料なしで名義変更でき、割引が適用されれば5GB:1,078円と格安!!
J:COM MOBILEの料金プランや割引情報は以下の記事でチェック★
一度解約して、再契約する
乗り換えや名義変更の手続きがめんどくさい!という方には、一度スマホを解約して新しい名義で契約するという方法もあります。ただし、使っている電話番号が変わってしまうためおすすめはしません。
まとめ
今回は、楽天モバイルでの名義変更手続きについて解説しました。楽天モバイルでの名義変更手続きは郵送でしか行えない上に、書類を自分で準備する必要があるためめんどくさいといえます。
契約者を家族や第三者に変更する「名義変更(譲渡)」の場合は、以下の方法がおすすめです。
現在大手キャリアを利用している→楽天モバイルに乗り換える前に乗り換え
他のスマホ回線に乗り換えを検討している→手続きが簡単なスマホ回線に乗り換え
私のように、改姓の場合は現在のスマホ会社で名義変更を行いましょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。