スマホ代を安くするためにおすすめなのが、「格安SIM」に乗り換えることです。
格安SIMという名前は聞いたことあるけど、どういうものなの?
スマホ代が安くなるのはいいけど、手続きがめんどくさそう…
この記事では、このような格安SIM初心者の方に向けて以下についてやさしく解説していきます。
- 格安SIMとはどのようなものなのか
- 格安SIMに乗り換えるときの注意点
- 格安SIMに乗り換える手順
スマホ代を安くしたい方、格安SIMに乗り換えたい方はぜひチェックしてみてください。
格安SIMとは?基本の知識をわかりやすく解説
ここでは、格安SIMとはどのようなものなのか、初心者向けにわかりやすく説明します。
格安SIMはスマホを「格安」で使えるサービスのこと
格安SIMは、大手キャリア(ドコモやau、ソフトバンクのことを指します)よりも「格安」で利用できる携帯電話サービスのことです。
例えば、3GB未満のデータ使用料の場合
大手キャリア:ドコモ【ギガホプレミア(3GB未満の使用)】→月額5,555円(税込)
格安SIM:LINEMO【スマホプラン(3GB)】→月額990円(税込)
と同じデータ使用料でも、月額約4500円も安くなります!
大手キャリアよりも「格安」で利用できる携帯電話サービスのこと。
そもそもSIMとは?
「格安SIM」のSIMとは、スマホの中に入っている「SIMカード」のことです。
携帯電話会社から発行され、携帯電話番号や契約情報などスマホを使用するためのデータがSIMカードに記録されています。
スマホを利用するためには、スマホ本体だけでなく「SIMカード」が必要です。
スマホの側面にあるSIMカードトレーにSIMカードが入っていて、そのSIMカードを「格安SIM」に変えることで、スマホの乗り換えができます。
スマホを使うために必要なカードのこと。カードを差し替えることで格安SIMに乗り換えできる。
格安SIMを提供する会社「MVNO」
格安SIMを提供する会社のことを「MVNO」と呼びます。
MVNOは自社で携帯電話回線を持たず、大手キャリア(ドコモやau、ソフトバンク)の回線を借りてサービスを提供しています。
MVNOの代表例は以下の通りです。
- Y!mobile
- LINEMO
- UQモバイル
- JCOMモバイル
- mineo
- OCNモバイルONE
どの会社も大手キャリアの回線を使っているため、全国的に使用できます!
大手キャリアの回線を借りて格安SIMを提供している会社のこと。
以前MVNOだった「楽天モバイル」は、現在は自社回線(楽天回線)でのサービスを提供しています。
MVNOではありませんが、大手キャリアよりも通信料が格段に安く人気を集めています。
格安SIMはなぜ料金が安いの?
大手キャリアの月額料金の平均:3,000~7000円程度
格安SIM:500~3000円
格安SIMは、大手キャリアの回線をレンタルして設備の維持費用などを抑えているため、格安な料金を提供しています。
また、店舗をあまり持たずに人件費を抑えていることや、広告費をかけていないことなども料金が抑えられている要因です。
- 大手キャリアの回線を借りていて設備費がかからない
- 店舗が少ない
- 広告費をかけていない
から格安の料金でサービスを提供している!
格安SIMに乗り換える際の注意点
格安SIMの乗り換えは、家計を見直したい方にとにかくおすすめです!
ただし、今まで大手キャリアしか使ったことがない方にとっては、格安SIMに乗り換えることで不便に感じることもあります。
格安SIMに乗り換える前に確認しておきたい注意点を紹介します。
通信速度が大手キャリアよりも遅い
格安SIMは、大手キャリアよりも通信速度が遅いといわれています。キャリアの回線の一部を借りているため、自社回線を利用している大手キャリアよりも通信速度が遅くなってしまうのです。
ただし、通信速度は使用する格安SIMブランドによっても異なります。
通信速度が安定している格安SIMは、以下のブランドです。通信速度を重視する方はこれらの中から選びましょう。
- UQmobile(auのサブブランド)
- Y!mobile(ソフトバンクのサブブランド)
- LINEMO(ソフトバンクのサブブランド)
これらはau、ソフトバンクの会社が運営しているサブブランドで、本家と同じ回線を使用しています。
通信速度と価格の安さのバランスでいうと、LINEMOが私の一押しです!
通話料金がかかる
大手キャリアでは、家族間通話無料やかけ放題オプションなどがあり、電話は料金を気にせず使っているという方が多いでしょう。
格安SIMでは、30秒につき44円などの通話料金がかかります。
電話をよく使うという方は通話料金が高くなってしまうため、格安SIMでも通話オプションを追加しましょう。
キャリアメールが使えない
格安SIMでは「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などのキャリアメールなどが使えません。
スマホではGmailやYahoo!メールなど無料のメールサービスが使えるので、まだ利用したことがない方は乗り換え前に登録するのがおすすめです。
店舗でサポートが受けられない
格安SIMは店舗がないブランドも多く、基本的には申し込みや乗り換え、解約なども全てWEBで行います。
店舗に出向く必要がないメリットがある一方で、スマホに詳しくない方は不安に感じるかもしれません。
不安な方は、店舗があるブランドでの申し込みがおすすめです。店舗数が多いのは、以下のブランドです。
- Y!mobile
- 楽天モバイル
- イオンモバイル
家電量販店の中にお店が入っている場合もあるので、お近くに店舗があるかチェックしてみてください。
格安SIMへの乗り換えは5ステップで簡単に完了
ここからは、格安SIMへの乗り換え手順を紹介します。
[STEP1]契約する格安SIMを選ぶ
まずは、契約する格安SIMを選びましょう。
おすすめの格安SIMや選び方については、こちらの記事で解説しています。
[STEP2]格安SIMを使うスマホ本体を選ぶ
次に、格安SIMを使うスマホ本体を選びましょう。
一番簡単なのが、格安SIMを契約する際にスマホとセットになったものを購入することです。
セットでの購入でiPhoneやAndroidなどが安く買えたり、ポイントがもらえたりすることがあるのでお得です。
例えば、楽天モバイルなら対象のiPhone購入で値引き&ポイントがもらえるキャンペーンを実施しています。
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今使っているスマホをそのまま使いたい場合は、そのスマホの「SIMロック」が解除されている必要があります。
大手キャリアで購入したスマホはロックがかかっていて他社のSIMカードを入れても使えません。
[STEP3]MNP予約番号を発行する(電話番号を変えない場合)
MNPとは、現在使用中の電話番号を変えずに他社に乗り換えられるサービスです。
電話番号を変えたくない場合は、MNPを使った乗り換え手続きが必要です。とはいっても、MNPをつかった乗り換えは難しくありません。
現在のスマホ会社でMNP予約番号(10桁の数字)を発行する(ネットや電話、店舗などで可能)
格安SIM契約時に発行したMNP予約番号を入力する
簡単に電話番号を変えずに乗り換えられるので、ぜひ利用しましょう。
[STEP4]格安SIMを契約する
MNP予約番号が発行できたら、格安SIMに申し込みをしましょう。
MNP予約番号には「取得日を含めて15日間」という期限があるので、期限内に申し込みを行います。
格安SIMはネットからの申し込みが最も簡単です。
本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を用意した上で、申し込みをしましょう。
契約時には、「物理型のSIMカード」「eSiM」のどちらか選べますが、初心者は「物理型のSIMカード」を選べばOKです。
[STEP5]SIMカードが届いたらスマホに入れて設定を行う
契約完了後、格安SIMの会社から自宅にSIMカードが届きます。
中には登録のための説明書が入っているので、それを見ながらSIMカードをセットして、設定を行いましょう。
この設定中に10分~15分、長くて30分程度スマホが使えない時間ができるので、時間に余裕を持って手続きを行いましょう。
手続き完了後、動作確認をして問題なければ乗り換え完了です。
初心者でも簡単に乗り換えられます!
格安SIMの手続きは難しくない!早めに乗り換えて節約しよう
格安SIMについて基本の知識や注意点、乗り換え方法について解説しました。格安SIMの乗り換えは初心者でも簡単で、スマホ代をかなり節約できます。
スマホ代を見直したい方は、ぜひ格安SIMの利用を検討してみてください。